2025年10月12日日曜日

誰もいない三連休の真ん中を走る

 今日は三連休の中日で、そんな日に救急センターでの仕事がまわってきた。
くじを引いたら「当番日」が出た、そんな朝だ。
世間が休む日を、僕が支える番らしい。

でも、外をみれば雨がやんでいた。
街はまだ眠っているみたいに静かだ。
アスファルトがまだ濡れていて、そこに光が落ちて、ところどころ小さな湖みたいに光っている。
こういう朝は、理由もなく体が動きたがる。

走りたいから走るというより、今日は走らないと一日がうまく始まらない気がした。
靴ひもを結んで外に出る。

冷たい空気が肺に入って、体の奥のスイッチがカチリと音を立てる。
誰もいない道を走ると、世界がほんの少し、自分だけのものになる気がする。

さて、行ってきます。
雨のあとの空は、どこか遠くまで続いているように見えたんだ。

坂を登るたびに時間がずれる

東京駅から秋葉原まで、リュックを背負ったまま走った。 そこからさらに四谷のホテルまで走ることにした。距離にして八キロほどだ。目的地は決まっていたけれど、急いでいたわけではない。ただ足を前に出し続けていれば、いつかは着く。走るという行為は、だいたいいつもそういうものだ。 途中、市谷...