今日は三連休の中日で、そんな日に救急センターでの仕事がまわってきた。
くじを引いたら「当番日」が出た、そんな朝だ。
世間が休む日を、僕が支える番らしい。
でも、外をみれば雨がやんでいた。
街はまだ眠っているみたいに静かだ。
アスファルトがまだ濡れていて、そこに光が落ちて、ところどころ小さな湖みたいに光っている。
こういう朝は、理由もなく体が動きたがる。
走りたいから走るというより、今日は走らないと一日がうまく始まらない気がした。
靴ひもを結んで外に出る。
冷たい空気が肺に入って、体の奥のスイッチがカチリと音を立てる。
誰もいない道を走ると、世界がほんの少し、自分だけのものになる気がする。
さて、行ってきます。
雨のあとの空は、どこか遠くまで続いているように見えたんだ。