久しぶりに10キロを走った。
夕方の空気は澄んでいて、太陽が斜めに街を照らしていた。
水曜日の午後は診療がない、走らない手はないと思った。
ビモロシューズであったこともあって、タイムはそれほど出なかった。でも、それでいい。足の動きが整う感覚のほうが、今日は大事だった。
二週間後には大井川の川マラソンで10キロを走る。相模原とは違って、あの川沿いは微妙な起伏がありそうな気がする。風の抜け方も、きっと違うだろう。
そして年末は河口湖。あの冷たい空気の中でまた10キロ。
来年はハーフマラソンに出たい。
ただし急がない。日ごとに見たらわからないくらい、ほんの少しずつ距離を伸ばしていく。
昨日より100メートル、あるいは数分だけ長く走る。
そんな小さな積み重ねが、やがて目に見えない坂を越えて、遠くへ連れていってくれる。
気づいたら、もう少し遠くまで行けるようになっているはずだ。