2025年9月18日木曜日

一歩一歩を修正する価値

 走るよりもジムに通う日が多くなった。

それは、筋肉を盛るためではない。初動負荷のマシンに身体をゆだね、関節や筋肉の動きをひとつずつ整えるためだ。


けれど、そのぶん「走る時間がない」という感覚は消えない。

だから僕は、ビモロのシューズを手に入れた。


ビモロは、初動負荷理論を体現するために設計された靴だ。

つま先からかかとにかけて自然なローリングが生まれ、着地や蹴り出しがスムーズにつながっていく。足を入れるだけで、動きそのものを修正してくれるような感覚がある。


大阪万博の日、その靴で一万四千歩ほど歩いた。

一歩ごとに、知らぬあいだにフォームが矯正されていったのだろうか。

万博の熱気と人波のなかで、自分の歩きが少しでも変わったことを祈る。

坂を登るたびに時間がずれる

東京駅から秋葉原まで、リュックを背負ったまま走った。 そこからさらに四谷のホテルまで走ることにした。距離にして八キロほどだ。目的地は決まっていたけれど、急いでいたわけではない。ただ足を前に出し続けていれば、いつかは着く。走るという行為は、だいたいいつもそういうものだ。 途中、市谷...