2025年5月20日火曜日

東日本国際マラソン10km回顧録03

 当日朝は、ごはんをしっかり食べた。スタートが14時ということもあって、昨夜控えたぶんの炭水化物を、きちんと身体に入れておきたかった。

 チェックアウト後は、駅ビルのドトールでコーヒーを飲みながら、昨夜買った安野貴博さんの本を少し読んだ。店内の音は心地よく遠く、思考の輪郭がちょうどよくぼやけていく感じがした。手帳を開き、今日の予定を小さく確認する。

 そのうち家族が車でやってきた。閉まった窓越しに、眠たそうな子どもたちの顔が見えた。それだけで、なんだか胸の奥が落ち着いた。

 マラソン会場までは駐車場からみんなで歩いて向かった。相模原駅前にはマラソン会場へ行くと思われる人がたくさんいた。東日本国際マラソンの会場はその名の通り、米軍基地だった。米軍基地では同時開催のハワイアンフェスティバルも大盛況で、入場口には長い列ができていた。受付までの長い道のりを進んでいくと、徐々に音楽が聞こえはじめ、フラガールがフラダンスを踊っている姿が見えてきた。ココナッツの香りが風に混ざっているような気がした。

 フラガールの踊るステージを見ながら妻とこどもはハワイアンなポテトフライや顔の2倍以上の長さの串に刺さったお肉を食べている横で、僕はストレッチをはじめた。寝転んで空を見上げた時、身体がゆっくりとレースのモードに切り替わるのを感じた。立ち上がり、肩をまわし、軽く脚を動かす。悪くないコンディションだった。

 あとは、走るだけだった。


【昨日のランニング】7.5km

【前回大会からの総練習距離】42.71km

坂を登るたびに時間がずれる

東京駅から秋葉原まで、リュックを背負ったまま走った。 そこからさらに四谷のホテルまで走ることにした。距離にして八キロほどだ。目的地は決まっていたけれど、急いでいたわけではない。ただ足を前に出し続けていれば、いつかは着く。走るという行為は、だいたいいつもそういうものだ。 途中、市谷...